第2回 全国障がい者職親会サミットin神奈川 レポート

2026年9月8日、神奈川県海老名市で「第2回 全国障がい者職親会サミットin神奈川」
を開催しました。(共催:特定非営利活動法人かながわ精神障害者就労支援の会)
 内野優 海老名市長を始め、多くのご来賓にご来場いただきました。前厚生労働審議官の山田雅彦様の基調講演、共催であるかながわ精神障害者就労支援の会の取り組み発表、後半は全国5か所(福島・京都・兵庫・北九州)からの活動発表、全国各地の職親さんのパネルディスカッション、と大変盛りだくさんの内容でした。

パネルディスカッションに登壇していただいた、岩﨑龍太郎さん(ATUホールディングス株式会社 代表取締役/当会 理事)のレポートを掲載します。


私はパネルディスカッション「職親マインドと地域展開」にパネリストとして登壇させていただきました。

「職親」とは、障害のある方を単に雇用するのではなく、働くことを通じて、その人の成長や自立に向き合ってきた企業・経営者の実践から生まれた考え方です。

障害者雇用を取り巻く制度や環境は大きく変わりました。しかし、法定雇用率を達成することだけが障害者雇用の目的ではありません。「働きたい」という本人の思いに対して、企業が仕事をつくり、仕事を教え、時には厳しく向き合いながら、一人の働く人間としての成長を支えていく。この「職親マインド」は、むしろ今の時代だからこそ必要なのではないかと感じています。

今回のサミットでは、前厚生労働審議官の山田雅彦様による基調講演をはじめ、全国各地で障害者雇用・就労支援に取り組む皆様から、多くの実践を学ばせていただきました。

パネルディスカッションでは、青森、東京、神奈川、大阪など、それぞれ異なる地域・立場から「職親マインドと地域展開」について議論しました。

私の会社(ATUホールディングス)では、障害の有無や働きづらさだけを見て「できない」と決めるのではなく、どうすればその人が仕事を担えるのかを考え、実際の仕事の中で試行錯誤を重ねてきました。

企業には企業にしかできない役割があります。

福祉には福祉にしかできない役割があります。

そして、その両者が地域の中でつながることで、これまで働くことが難しかった人に新しい可能性が生まれます。

全国の「職親」の皆様のお話を伺いながら、私たちが福岡で続けてきた実践もまた、この大きな流れの一つなのだと改めて感じる一日となりました。

職親という言葉が、過去の障害者雇用を表す言葉ではなく、これからの障害者雇用を考えるための言葉として、全国各地へ広がっていくことを願っております。

今回このような貴重な機会をいただきました主催・関係者の皆様、ご一緒させていただいた登壇者の皆様、そして会場にお越しいただいた皆様に、心より感謝申し上げます。