第2回 福岡

開催概要

日時:
2022年1月15日(土)13:30~17:50 会場とオンラインのハイブリッド形式
会場:
北九州市八幡東区中央2-1-1 レインボープラザ 7階 会議室
定員:
会場参加 30名、オンライン参加20名
対象:
企業、就労支援機関、精神科医療機関、行政機関など、精神・発達障害者の就労をサポートする全てのみなさま

プログラム

13:30~13:35 開会あいさつ
NPO法人全国精神保健職親会 理事長 中川 均
13:35~14:20 行政報告 これからの障害者雇用 ~障害者雇用に取り組む意義を改めて問い直す~
厚生労働省 職業安定局 障害者雇用対策課 課長 小野寺 徳子 氏
14:25~15:35 事例発表
(雇用の現場から)
株式会社パーソナルネット 管理本部 人事部 人事課 障がい者雇用推進チーム 久部 亜紀乃 氏
社会福祉法人北九州市福祉事業団 北九州市障害者スポーツセンター アレアス 所長 有延 忠剛 氏
(就労支援の現場から)
社会福祉法人 北九州障害者福祉事業協会 とりはた玄海園就労センター 就労移行支援員 東 美里 氏
15:45~16:10 パネルディスカッション
進行
社会福祉法人 北九州障害者福祉事業協会 とりはた玄海園就労センター 主任 為國 大 氏
パネリスト
【行政の立場から】
 厚生労働省 職業安定所 障害者雇用対策課 課長 小野寺 徳子 氏
【雇用側の立場から】
 株式会社パーソナルネット 障がい者雇用推進チーム 久部 亜紀乃 氏
 社会福祉法人北九州市福祉事業団 北九州市障害者スポーツセンターアレアス 所長 有延 忠剛 氏
【支援機関の立場から】
 とりはた玄海園就労センター 就労移行支援員 東 美里 氏
【コメンテーター(他地域での取り組みから)】
 株式会社島津製作所 人事部 マネージャー 境 浩史 氏
16:15~17:15 グループディスカッション
17:15~グループ発表・まとめ
閉会あいさつ
一般社団法人 ワークネット北九州 代表理事 NPO法人全国精神保健職親会 理事 元重 義則

  • 背景1
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事例発表:社会福祉法人 北九州障害者福祉事業協会 とりはた玄海園就労センター 就労移行支援員 東 美里 氏

レポート:株式会社パーソナルネット 管理本部 人事部 人事課 障がい者雇用促進チーム 久部 亜紀乃 氏

 私は障がい者雇用推進チームを牽引する立場として、弊社が求める人材像や社内で行っているサポートなどについてお話させていただきました。事例発表では一緒に働く(編注・障害者雇用の)メンバーの思いもお伝えできたので、参加者の皆さんが何かを感じて帰っていただけていればうれしく思います。

 パネルディスカッションやグループワークでは、私もいろいろな気づきが得られました。例えば、障がいを持つ従業員が生活面で抱える課題に対して、企業がどこまで関わっても良いのかという問題。厚生労働省 障害者雇用対策課の小野寺課長からは、まずは企業に対応の一歩を踏み出していただきたいが、行政としても福祉サービスとの連携を様々に考えていきたいとのコメントをいただきました。私も同様の考えを持っていましたが、実際には悩みながら動いている部分もあったので、とても心強く感じました。また、他の企業の担当者も社内外の調整に奔走していることを知り、私も頑張らねばとの思いを強くすることもできました。

 事例の共有を通して地域ネットワーク形成のきっかけになることを目的とする、このワークショップ。今回は会場とオンラインのハイブリッド開催でしたが、どちらの参加方法でも得るものは大きかったと思います。大事なのはこれからこの思いを共有できる仲間と繋がっていくことです。後日、参加者の方々からいただいた感想を拝見して、その“これから”はもう始まっていることを実感しました。